マンガと現実、二つの世界!スリル感が満載のファンタジー作品
- 原題:W(더블유)-두 개의 세계-/『W -二つの世界-』
- 出演:イ・ジョンソク、ハン・ヒョジュ、イ・テファン、チョン・ユジン、キム・ウィソン 他
- 演出: チョン・デユン「彼女はキレイだった」「ずる賢いバツイチの恋」/パク・スンウ
- 脚本: ソン・ジェジョン/「イニョン王妃の男」「ナイン~9回の時間旅行~」
- 放送:2016年・全16話
紹介しといてなんですが、設定の面白さもあるため、
あらすじをチェックせずに観た方が楽しめるかもしれません。
ただ、公式のサイトには「ファンタジックラブストーリー」とありますが、
後半はラブロマンスというよりサイコ・サスペンス的な展開となります。
面白いのですが、明るくて楽しい作品を観たいな~という方には、
おすすめできません。
簡単なあらすじ
研修医のオ・ヨンジュ(ハン・ヒョジュ)は、ある日、
父が描いた大人気ウェブマンガ「W」のマンガの世界に吸い込まれる。
そこで出会ったのは、父が描いた人気ウェブマンガの主人公
カン・チョル(イ・ジョンソク)だった。
まもなく最終回を迎えるマンガだったが、
ヨンジュはマンガの中で彼の命を救ってしまう。
マンガは、ヨンジュが現実に戻る度にストーリーが更新されてゆくのだった。
ヨンジュは現実とマンガの世界を行き来するうちに、
マンガの主人公であるはずのチョルに惹かれていく。
一方チョルは、ヨンジュのことを調べるうちに、
マンガと現実、ふたつの世界の存在に気付いてしまう。
創作物であるはずのマンガと現実世界が交錯していく、
サスペンス要素とスリルが満載のファンタジー作品。
紹介と感想
何と言っても、人気のイ・ジョンソクさんとハン・ヒョジュさんによる作品。
絵になるふたり。安定感があります。
あと、この作品にはイラストレーター目線でおすすめしたい点があります。
マンガの絵が上手すぎる!
映像などをトレースしてるかもしれませんが、筆の運びとか、画力を感じます。
ネットで調べるとイラストレーターさんでなく美術さんだとか。
制作メイキング映像がみたいな~と個人的に思った作品。
ペンタブレットがキーアイテム!
珍しいですよね。ペンタブレットが大活躍するのも、この作品の面白さのひとつです。
マンガの中に入るような話は珍しくない気がするのですが、
安っぽくないのがすごいなと。
ありえない世界観だけど、リアルに作りあげている点がおすすめです。
あと、一度マンガの中に入ったら最後、
「続く」という文字が出るまで戻れないというハラハラする要素も。
マンガのヒーローとの恋愛ドラマと聞くと、
ふわふわロマンチックなイメージを想像するのですが、
この作品は違います。(前半はそんなシーンもあるのですが)
ちょっとサイコサスペンスというか、ホラーというべきか。
ハードボイルドなシーンもあり、いい意味で予想を裏切られるドラマです。
後半は特にそういうシーンや展開が多くなります。
私的には、
ちょっと映像こわいな~と感じるシーンもありました。
ただバイプレイヤーのイ・シオンさんがマンガ「W」のアシスタント役でているので、
彼の演技シーンは、サスペンス要素が少しだけ緩和されていたような。
彼がハン・ヒョジュさんに「ヌナ!(お姉さん)」と呼んでるシーンが印象に残ってます。
(イ・シオンさんの方が実年齢年上で、その事を知ってしまってるがゆえに、
くすっと笑ってしまいます。実年齢は5歳上のようです…。)
マンガ「W」作者のお父さんの演技が、鬼気迫るものがあります。
ただ夢に見そうで怖いですけど。
マンガから抜け出そうと奮闘する、オ・ヨンジュを演じる
ハン・ヒョジュさんがかわいい。
カン・チョルを演じるイ・ジョンソクさんは安定のかっこよさ。
自分がマンガ世界の住人と知ったチョルは、どうなるのか!
予想がつかないストーリーにどんどん引き込まれるドラマです。
おすすめポイント
- マンガの絵が上手すぎる!
- ペンタブレットがキーアイテム
- マンガのように絵になるふたり。
- ハラハラドキドキの展開
本業は研修医なのに、ヨンジュは絵が上手すぎるのでは!?という
私的にツッコミどころはありつつも、
イラストレーター目線でおすすめしたい1作ということで選びました。
(ただ、少し前に観た作品のため、若干うろ覚えで記事書いてます。すみません。)
絵に興味はなくとも楽しめるので、ぜひぜひ。